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小技の森

No one learns as much about a subject as one who is forced to teach it.

「休止状態」の活用

昨日、某勉強会で話をしていたら、Windowsの「休止状態」機能をご存じない方が多数だったので、こちらでも情報シェアしておきます。

調べてみるとWindows 2000から導入された機能のようです。皆さんが使用されているであろうWindows 10にも搭載されている機能ですが、通常は利用できる設定になっていないようです。

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この機能は、PCのメモリー内容をHDDなどの固定記憶装置へ一次的に保存してPCの電源を落としてくれ、次回電源投入時に、その情報をメモリーへ再読み込みして、電源オフ前のPCの使用状態に戻してくれるのです。

翻訳作業を途中で中断する際など、私はこの「休止状態」を利用してPC電源を落としています。次に作業するときに、前と同じPCの状態で仕事を再開できるので、とても効率がいいのです(例えば、原稿や辞書ブラウザの位置など、そのままの状態です)

※もちろん、消費電力が発生するけれども、電源を入れっぱなしにするとかスリープモードを使うなども当然OKです。ノートPCなどはバッテリー消費を抑える上で、休止状態は便利な機能だと思います。

この「休止状態」は通常、使用できる設定になっていないようですので、その設定方法を以下に記述します。ただし、PCによっては使えない場合がありますので、予め御了承ください。(例:HDDに充分な保存領域がないなど)

すごく粗い説明ですが、「休止状態」の設定方法です。

  1. [スタート]→[設定]→[システム]→[電源とスリープ]の順番で選択
  2. 「電源設定」にある「電源の追加設定」をクリック
    すると「電源オプション」のダイアログボックスが現れる。
  3. 「電源ボタンの動作を選択する」をクリック。
  4. 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック。
    すると、「シャットダウン設定」のチェックボックス群が選択できる状態になる。
  5. その画面にある「休止状態」のチェックボックスにチェックを入れ、
    「変更の保存」をクリックすると利用できるようになります。

[スタート]→[電源] を選択すると「休止状態」というメニューが増えているはずです。

作業状態を保持したまま電源を切りたいときに、この「休止状態」を選択します。
次回電源ONすると前の状態をそのまま復元してくれます。

以上、ご参考です。

多ボタンマウスの利用

キーボードから手を離さず、キーボードだけで作業をしたいというひともいれば、マウスを使っての編集を多用するひともいると思います。後者の場合には、マウス操作にかかる時間を短縮したいところです。

キーボードにテンキーが無ければ、キーボードでの入力位置からマウスまでの移動距離(時間)が短くなります。

ゲーミングマウスなど、多くのボタンが付いているマウスを利用するのも1つの手です。切り取り、コピー、貼り付け、検索(辞書やGoogle)などの操作をボタンに割り当てれば、ボタン1つで操作を実行できます。さらに、マクロのように連続的なキー操作を登録することもできます。AutoHotKeyと組み合わせれば可能性はさらに広がります。

私が使っているのは、logicool G403です。本体が軽く、クリック感も軽いのが気に入っています。ボタンの割り当ては「Logicool ゲームソフトウェア」(ダウンロード可能)で行います。

logicool

【Word/Excel/Power Point】ストレスを軽減?描画オブジェクトの小技

フローチャートにつきもののテキストボックスや矢印、あれを手直しするのって面倒ですよね。たくさんあると手がぷるぷるします。最近見つけた小技を紹介します。


● 小技1:矢印の向きをちょっと変えたい

①矢印を選択

[Alt]+[(右または左の)矢印]キー

ちなみに矢印キーを1回たたくと15°回転します。(横の矢印を縦に直すときは、マウスでドラッグする方が早いですね。)

——

● 小技2:矢印を増やしたい

①矢印を選択

[Ctrl]+コピーしたいところにマウスでドラッグ

矢印を選択した後で[Ctrl]+[C](コピー)、[Ctrl]+[V](貼り付け)も便利ですが、こちらの方が楽かもしれません。

——

●小技3:テキストボックスの幅を調節したい

①テキストボックスを選択

[Ctrl]+マウスでドラッグして調節

このやり方のよい点は、左右(または上下)対称に幅を増減できるので元の中心位置を保てることです。


ここではフローチャートの矢印とテキストボックスを例としてお話ししましたが、上記の方法は「オブジェクト」全般に使用できるので、手順①、②の「矢印」や「テキストボックス」は「オブジェクト」に読み替えてお試しくださいませ。

タスクマネージャーの起動

みなさんは、タスクマネージャーを起動するとき、どうしていますか。

私はWindowsXPからの1つ覚えで、CTRL+ALT+DEL キーからしかやったことがなかったのですが、最近、PC起動時に必ずタスクマネージャーを起動して特定のサービスを停止することが必要になったため、このことが煩わしくて困っていました。

なぜ煩わしいかと言うと、私の場合は2台のPCを常時動作させ、2台の間はInputDirectorでマウスとキーボードを共有しているため、2個のキーボードのうちサブPC用のキーボードは奥の方に隠してその上が物置になっており、普通ならサブPC用のキーボードへのアクセスは不要なところ、CTRL+ALT+DEL キーを押すときだけ、その上を片付けてから操作する、という始末なのです。

とまあ、つまらない理由なのですが、そうだ、タスクマネージャーをスタートアップメニューに入れられないのだろうか、と思い立ち、調べてみたところ、Windows7ではタスクマネージャーを起動するには3つの方法があることがわかりました。

1.「Ctrl」+「Alt」+「Delete」キーからの起動
2.キーボードショートカットでタスクマネージャーを起動(Ctrl+Shift+Esc)
3.タスクバーからタスクマネージャーを起動

http://win7.jp/hk7v1044.htm

この3番目の方法なら、キーボードに触らずにタスクマネージャーを起動できます。タスクバーで右クリックして、「タスクマネージャーの起動」を選ぶだけ。

教訓:分かってしまえば何でもないのですが、前回の私の投稿と同様で、「これしかない」と思い込んでしまっていないか、よく考えてみることが必要ですね。

すみません、つまらない投稿でしたね、失礼しました。次回はもう少しまともなのを出したいです。m(_ _)m

ちなみに、なぜタスクマネージャーを頻繁に起動する必要があるのかと言えば、知らないうちに変なプロセスが走っていて、場合によってはCPU負荷の25%とか50%を常に食われてしまっている、なんてことが実際に起きるのです。たとえばWindows Updateというやつ、これが曲者で、私のサブマシンではwuauservというサービスがPCの起動後しばらくしてから動き始め、ずっと50%のCPU負荷を食っていました。そこで、PC起動後には毎回、wuauservを手動で停止させていたのでした。

ところが不思議なことに最近はそれが不要になり、ファンがうるさく回ってしまうこともなくなりました。なぜでしょう? たぶん、いつのまにかWindows Updateで解決したのだろうと思います。

 

 

Wordの文字数・単語数をいろいろな方法でカウントする

文章の作成には文字数・単語数のカウントがつきもの

入力にワードを使っているのであれば、こんなダイアログボックスのお世話になっているのではないでしょうか。今回は、このダイアログボックスについて少し考えてみたいと思います。

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「文字数・単語数を数えたい」と思ったときに何をしているでしょう

・両手をキーボードにおいている

・コーヒーを飲んでいる

・メモ用の筆記用具をもっている

・マウスを握っている

どんなときでも、さっと数えたいのが人情。そのためには、いくつかの方法を憶えておくと便利かもしれません。そうすれば、片手がふさがっていても大丈夫。以下、3つの方法を紹介します。

【1】 ツールバーから

「校閲」⇒「文字カウント」を選択(これはWord2010の画面)

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【2】ステータスバーから

文字数のところをクリック

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【3】ショートカット

「Alt + T + W」(ワードのバージョンによって異なります。これは、Word2010のもの。この場合なら、左手。)

消えるダイアログボックス・コピペできない単語数・文字数

ところが、せっかく表示させることのできた「文字カウント」のダイアログボックスですが、このダイアログボックスには、致命的な弱点が2つあります。

ひとつめは、次の作業にとりかかると消えてしまうこと。これは、ダイアログボックスという存在の性格上しかたがないことかもしれません。だからこそ、ステータスバーに「文字数」が表示されているわけです。でも、知りたいのが文字数でなく、単語数である場合には、どうしたらよいのでしょう。どこかに別途メモしておくしかありません。

もうひとつは、せっかく表示させることのできた文字数や単語数をコピペできないこと。メモするときには、新たに入力せねばならないわけです。

消えないダイアログボックスと コピペできる単語数・文字数

でも、ここであきらめないのが肝心。手はあります。こういうときこそ、シェアウェア・フリーウェアの出番です。使うのは、Buckeyeさん作のSimplyTerms。(http://buckeye.in.coocan.jp/software/transtools.htm#simplyterms )

とりあえず、このSimplyTermsで、文字数・ワード数をカウントする場面のスクショをお目にかけましょうか。こんな感じです。右上のコーナーで、「その他」を選んであります。

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ここで、「ワードカウント(詳細)」を選んで、数えさせたのがこちら。

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見るとわかるように、ただのテキストファイルですから、消えることはありませんし、コピペも自在、それどころか、印刷や保存も可能です(ここでは、3ファイル分を一度にカウントしています)。

一方、「ワードカウント(一覧)」を選ぶとこんな具合になります。

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SimplyTermsというと、エディター(特に秀丸)と一緒に使うものと思っておられる方も多そうですが、そんなことはないのですよ。ワードの基本機能も肩代わりしてくれるのです。今回は紹介しませんが、複数の(ワード)ファイルを好きな順番で連結したりするときも、SimplyTermsのお世話になっています。

なお、もっと難しいことをしたい方は、まだら猫の翻訳日記」さんのこちらの記事(「SimplyTerms:「ワードカウント」機能」)が参考になると思います。
http://madaraneko.blogspot.jp/2013/05/simplyterms.html

正規表現の第一歩:縦棒区切りで複数語句を一括検索

テキストエディタや翻訳支援ソフトなど、テキストを扱うソフトでは、文書内を検索するときのダイアログボックスで「正規表現」という検索オプションを選べるものが数多くあります。この正規表現というオプションは一体何だろう、と思ったことはありませんか。

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正規表現というのは、検索語句を指定する特別な記述方法のことです。特有の意味を持つ記号を使って、単純な語句検索よりも手の込んだ条件を指定することができます。いったん身に付けてしまえば、とても便利で強力な機能です。

しかし、まったく初めての段階では、かなりハードルが高くて取っつきにくい機能でもあります。しかも、その段階でヘルプ等を読んでも、使い方がよくわかりません。たとえば、テキストエディタ「EmEditor」のヘルプで、「正規表現を使用するには」という項目を見ると、次のように書いてあります。

「正規表現は、開いている文書または複数のファイルからテキスト パターンを見つけるのに使用できます。正規表現は、通常の文字、つまりリテラル (たとえば、a から z までの文字)、メタ文字と呼ばれる特殊文字から成り立つテキスト パターンです。このパターンはテキスト検索時、1 つまたはそれ以上の文字列と一致します。」

いきなりこんな説明をされても、何が何だかサッパリわからん、という感じです。最初の段階では、こういう小難しい話は抜きにして、知識ゼロでも試せる簡単なところから少しずつ慣れていくのがよいのではないでしょうか。

というわけで、正規表現について何も知らないけれど検索で使ってみたい、という方は、取りあえず次の1つだけ覚えて試してみてください。それは、「テキスト内を検索するときに、正規表現モードをオンにして、複数の語句を | (半角の縦棒)で区切って指定すると、そのすべてを1回でまとめて検索できる」という機能です。

たとえば、英文のテキストの中で、“happy” “happily” “happiness” が出てくる箇所を見ていきたいと思ったときには、3つを別々に検索しなくても、正規表現をオンにして、検索文字列に「happy|happily|happiness」と指定すれば、1回でまとめて検索できます。

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あるいは、日本語のテキストの中で “笑う” という単語が出てくる箇所を、活用形も含めて検索したいと思ったときには、正規表現をオンにして、検索文字列に「笑わ|笑い|笑う|笑え|笑お|笑っ」と指定すれば、“笑う” の五段活用すべてを1回で検索できます。

縦棒で組み合わせる語句は、必ずしも派生語や活用形どうしでなくても、何でもかまいません。たとえば、英文の中で “network” “platform” “communication” に注目したいと思ったら、「network|platform|communication」と指定すればよいわけです。

つまり、正規表現を使って検索語句を指定する際には、半角縦棒は「または」の意味を表す、ということになります。正規表現が持つ膨大な機能の中で ほんのさわりに過ぎませんが、これを知っているだけでも、便利な場面はあると思いますので、よろしければお試しください。

このように、特有の意味を持つ記号を使って、単純な語句検索よりも手の込んだ条件を指定できるのが、正規表現の特長です。工夫次第で、さまざまな形で活用できます。

※本当は、1つ目の例は「happ(y|ily|iness)」、2つ目の例は「笑[わい-おっ]」と指定するほうが、オーソドックスな正規表現になります。縦棒と同じように、( ) や [ – ] も、正規表現で特有の意味を持つ記号です。でも、そのあたりを深追いしていくと、すぐに小難しい話になってしまいますので、ひとまずは縦棒のみを使った検索を試してから、細かいことは おいおい身に付けていけばよいかと思います。

「リンクの作成」の利用方法

非アルファベット言語の場合翻訳文を提出する際は、ご依頼先から元の日本語原稿と同じ形に体裁を整えるところまで求められることがほとんどだと思います。元原稿に直接入力出来れば問題はありませんが、文字化けなどの問題が発生し易い非アルファベット言語では新たに作成しなおした方が早いことが多いため、できれば翻訳以外にかける手間は少しでも省いて時短をはかりたいところですね。

そこで時短につながる小技を1つお伝えします。

学校翻訳などでは文章と文章の間に図や表などを挟む下記のようなレイアウトによく出くわします。

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こんな時に「リンクの作成」を利用すると文章を入力するだけで左右のテキストボックスに文章が自動で入力されます。入力後テキストボックスのサイズを変更するだけでバランスを整えられるので、バランスを見ながら何度も左右のテキストボックスに入力する必要がありません。

①テキストボックスを2つ作成し、1つ目のテキストボックスを選択します。

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②描画ツールの中から「リンクの作成」を選びクリックするとマウスポインターの形が画像のように変わるので続けて入力したい2つ目のテキストボックス内でクリックします。

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③1つ目のテキストボックスに文章を入力すると自動で2つ目のテキストに続きが入力されます。全て入力後にテキストボックスの体裁を整えて完成です。%e2%91%a2%e6%96%87%e7%ab%a0%e5%85%a5%e5%8a%9b

 

【Windows】Cntl+ホイールで拡大・縮小表示

表示しているファイルやブラウザの拡大・縮小表示に便利なのが、キーボードのContrlキーと、マウスのホイール(マウス真ん中の回転する部分)です。

Cntlキーを押しながらホイールを上に回すと、拡大表示します。
反対に、Cntlキーを押しながらホイールを回すと、縮小表示します。

使用しているソフトウェアによっては、拡大・縮小表示の場所が違うのでイライラしてしまいがち。この動作を知っているだけで、多くのソフトウェアの拡大・縮小表示が可能になって便利です。

Gmailにメールを保存する

Gmailのサービスを使用している人は多いと思いますが、私はGmailをメールの保存先として使っています。

プロバイダ宛てに届くメールをGmailに保存するには、プロバイダのメール転送サービスを利用して、メールの転送先にGmailのアドレスを指定します。

受信メールだけでなく、自分が送信するメールもGmailに保存したい場合は、メールがGmailアドレス宛てにも送信されるようにメールソフトを設定します。

私が使用しているThunderbirdというメールソフトの場合、[ツール]→[アカウント設定]→[送信控えと特別なフォルダ]の順にクリックし、「次のメールアドレスをBccに追加」にチェックを入れて、自分のGmailのアドレスを指定します。これで、メールを送信するたびにGmailにも保存されます。

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こうしてGmailにメールを保存しておけば、過去に取引先とやりとりしたメールを検索しやすいですし、Androidのスマホで外出先からメールを確認することもでき、とても便利です。

WordPress.com で無料サイトやブログを作成.

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