翻訳の仕事では、「原稿のWord文書に訳文を上書きしてください」というご依頼をよく頂きます。ファイルの中身を拝見すると、たくさんの図表、リンク、はたまた見出しの書式など、Wordの機能がふんだんに盛り込まれていることがあります。
翻訳者としては、テキスト部分をひたすら訳文に変更していけばよいのですが、何かの拍子にファイル全体の体裁がおかしなことになってしまって汗が出る、ということがたまにあります。誤って何かのキーを押してしまったのであれば[Ctrl]+[Z]で取り消せますが、開いた時から「ナニコレ?」ということも…。
駆け出しの頃、開いた文書ファイルの図があるはずのところに、図の代わりに意味不明の文字の羅列があって面食らったことがあります。よく見ると、図の番号も同じような文字の羅列になっているではありませんか!
こんな感じの文字の羅列↓
Figure { SEQ Figure \* ARABIC}
これは、フィールドコードといって、図を他のアプリケーションからリンクしたり、図表番号の連番や目次を自動作成するための設定などに使用されるようです(詳しくはMicrosoftの公式ページを参照ください)。
そして、このフィールドコードの表示/非表示は[Alt]+[F9]で切り替えできることがわかりました。この切り替え方法を知った時はホッとしました。ただ、頻繁に出会わないので、しばらく経つと「どのキーを押すと表示が元に戻るんだっけ?」と忘れてしまいます。
というわけで、個人的には「おっと(Alt)復旧(F9)」と覚えておくことにしています。それでも忘れてしまったら、おーいGoogle先生!(検索)です。このトピックは複数のサイトで紹介されているので、結構Wordのあるあるネタなのかもしれませんね。